コスタリカに行きたい!
コスタリカに興味を持つ人たち。
その入り口はどうやら主に2種類あるようだ。
ひとつは平和。
軍隊を持たない国だからだ。
もうひとつは環境。
豊かな自然環境を持つ国だからだ。
平和と環境のふたつには密接な関連がある。
どちらへの興味がきっかけになるのか。
それは人それぞれだ。
僕は完全にふたつめからコスタリカに興味を持った。
自然環境を守ること。
そして、地域の人たちの暮らしも豊かなこと。
両方が同時に実現することは可能なのか?
可能になるために、どのような価値観や仕組みが必要か?
1990年代の半ばから僕が抱き続けている疑問だ。
研究者の端くれとして、この疑問への答えを探すのがライフワークである。
分かりやすい方法がエコツーリズム。
90年代はエコツーリズムが本格的に世の中に広まった時期だ。
90年代前半に僕自身も夏休みに南国の島で参加してみた。
いわゆるエコツアーというものに。
でも、まだ完全に腹落ちできていない気がしていた。
だから、たぶん色々な情報をスポンジのように吸い取ろうとしていたのだろう。
オーストラリアの大学院修士課程で環境保全について学んだ。
日本に戻って環境国際協力分野の公益法人で働いた。
当時のスポンジ(僕)に強く浸み込んできた憧れの場所。
それがガラパゴスとコスタリカの2つだった。
どちらもエコツーリズム先進地である。
どちらかに行ってみたい!
調べてみると、ガラパゴス諸島には訪問者数の制限がある。
かなり事前の時期から予約しないと行けないことが分かった。
そこまで前もって計画を立てるのは難しい。
ならば選択肢は絞られる。コスタリカだ。
コスタリカに行きたい!
コスタリカとの長い縁はこうして始まった。
2000年のことである。
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